勾留22日目(少年の留置)

 

はい、どうも僕です⭐︎

 

8月も終わりに近づいてますが、暑い日が続いてます。

熱中症には引き続き気をつけたいところです。

 

まずは、いつも通りの日記から✍️

 

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◯月◯日(金):朝はここに来て5回目の風呂だった。地検の予定だった為、6時半に個別に起こされ風呂に入った。朝食後に地検に護送され、検事の取調べを受けた。9:55に到着して19:30まで拘束された。。。留置所に戻ってきたのは21時ごろで個別で夕食を摂った。ケツも痛いし、身体が芯から寒い。長かった。。。検事からは厳しい言葉を浴びせられ、その後は流れ作業のような扱い。もっと自分でも感情を込めて受け答えすれば少しは変わったかな?この後、どうなる事やら。。。

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実は日記では書いてませんでしたが、この何日か前に「再逮捕」されてます。

その為、22日目になってもまだ検事の取調べを受けていたんです。

なんでもそうですが、『バレないだろう』と言って微罪でも犯罪に手を染めてしまうといつもまにか、『あれもこれも』犯罪行為や違法な事をしてしまっているものです。

善悪のボーダーラインが曖昧になっていました。

一度逮捕されると、警察は全てを疑ってかかってくるので、微罪でも別件で再逮捕してきます。余罪があるのに、釈放や保釈となっては恥ですからね。

 

という訳で、まだ勾留日記はまだ続きます💦

 

 

 

 

では、ここから本題です↓

 

今回は少年が留置所に入ったらという事で、僕は少年ではありませんが、同じ留置所に少年がいたので、見た様子を含め紹介していこうと思います。

 

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少年が逮捕されたら

少年、特定少年(18、19歳)も逮捕された場合は成人と同じように、事件を起こし逮捕された管轄の留置所に入ります。

 

 

逮捕された後の流れ

未成年が逮捕されたらどうなるのかと疑問に思うところはあると思います。僕も留置所でふと思った覚えがあります。

結論から言うと、基本は成人と同じ流れです。

この後紹介しますが、逮捕され、警察に勾留される身となった場合は成人でも少年でも

警察管轄上にいる間はさほど変わりない流れになります。

 

 

逮捕後の全体の流れ

成人と同じと書きましたが、結末や途中が違ったり管轄が違ったりしてますので、

全体の流れを少し紹介していきます。

 

検察ではなく家庭裁判所

少年法では少年の犯罪(事件)は刑事事件としては扱わない事になっています。その為、検察が起訴や不起訴を決めるのではなく、家庭裁判所が留置所に勾留させながら捜査をするか鑑別所や少年院に送るかを判断します。事件は基本すべて家庭裁判所に送られます。

 

鑑別所と少年院の違い

鑑別所と少年院の違いについて簡単に説明します。

混合されがちですが、基本「鑑別所」拘置所に近い施設です。

また留置所の代わりとしても収容されます。

鑑別所は家庭裁判所の判決を待つ間に収容される施設になります。

対して「少年院」刑務所とほぼ同じです。判決として少年院への収容と出されれば移送され、更生する為の生活を送る事になります。

 

裁判の公開・非公開

少年法では少年(未成年)の裁判は非公開となっています。実名報道が禁止されている事と同じで、犯罪を犯したとしてもプライバシーを守る意味でも裁判は関係者のみで行われます。

特定少年(18,19才)の場合は少年法改正により、内容次第では実名報道されたり、刑事事件に扱われたりする可能性もあります。

 

家庭裁判所の処分内容

少年が犯したすべての事件を家庭裁判所が処理するわけですが、その判決内容を紹介します。

 

保護監察処分

保護監察処分となると、とりあえずそこで釈放となります。日常の社会生活に戻れます。しかし、保護監察官という、その後の生活や更生しているかどうかを確認、指導、監督する為に、監察官と定期的に面談をする事になります。これは裁判所が監察官がつく年数を決めて、言い渡された年数が満了となるまで続きます。

 

少年院送致

そのままです。少年院で更生させるという判決です。

 

不処分

微罪であったり、初犯で反省している、被害者とも和解できているなど、刑事事件でいうところの処分保留や不起訴と同義になります。

 

検察官送致(逆送致)

これがある意味一番重い判決になり得るものです。

重大な事件であったり、犯行が悪質であった場合、家庭裁判所では手に負えないとでも言うように検察へ事件を送る事を指します。

検察へ送致(逆送致)という事は家庭裁判所ではなく、捜査の上、刑事事件として扱い、成人と同じように地方裁判所で判決を下すという事になります。

その為、判決次第では実刑刑務所へ収容される事もあり得ます。

※逆というの言葉を使っているのは、本来が司法の頂点である裁判所に向けて

警察 → 検察 → 裁判所 というのが通常の流れに反して、裁判所から検察へ戻るように事件が送られるから逆送致という事になります。

 

 

留置所での生活

では、短い期間と言えど、留置所での生活は成人に混じって過ごすのかと、心配にもなりますが、そうではありません。

ここから少年(未成年)の留置所生活を紹介していきます。

成人の留置所生活はこちら↓

ky071811.hatenablog.com

 

部屋は隔離された少年エリア

少年が入れられる部屋が2~3部屋程、成人のエリアとは別の隔離された場所になってます。成人と同じ留置係が同時に面倒を見るので、別のエリアと言っても遠く離れている訳ではありません。

しかし、壁で仕切られており、被疑者が取調べで呼ばれるなどして廊下に出る機会があっても、中にどんな少年が入っているかは見えないようになっています。

 

一人一部屋が基本

多感な少年ですから、一人一部屋での生活になります。何も気にしなくも良い反面、自分ひとりなので、毎日話す事も、他人を観察する事もできない退屈な生活になると思います。

朝の掃除の時間も一人でこなす必要があります。

 

何をするにも一番最初

前にも紹介した「運動」の時間や「貸出しの本を選ぶ」のも「お風呂」に入るのもすべて一番最初になります。成人と混じわらないように、最初に少年をすべて済ませて、成人を管理するという対策された流れのようです。

 

目隠しロールスクリーンで見られない

何かイレギュラーで少年が成人エリアに入る必要があったり、地検や裁判所でも待機室を横切る必要があるときは、各部屋の鉄格子の天井部にロールスクリーンが取付けてありますので、それを下ろし、部屋の中から見えないようにして、少年を通します。

顔バレ対策は徹底されています。

興味あろうがなかろうが、急に目の前でロールスクリーンを下ろされると、嫌悪感を覚えます。

 

便所サンダルじゃない

成人は逃げないように、部屋の外を歩くときは、歩きにくい便所サンダルを使用するわけですが、少年の場合は靴によりますが、逮捕時に履いていたスニーカーを使用できるところもあります。もちろん紐をすべて抜かれた状態での使用です。

そこまで差をつける必要があるのか、理解できませんが、僕が見たときはスニーカーが部屋の外に置いてあったので覚えています。

 

声が届きにくい

各警察署で多い少ないはありますが、留置施設には少年用の部屋も合わせると10~30室程は部屋があります。そんな中、基本1箇所で留置係が監視しているので、端のほうに隔離されている少年部屋から、何か要望を出すために普通に呼んでも届かないんです。どの少年も最後は怒鳴り声に近い大声で呼んでました。イラついて本当に怒鳴っていたかもしれませんが。

 

保釈がない

少年(未成年)が逮捕された場合、途中で釈放はあっても保釈はありません。これは鑑別所という成人にはない留置所や拘置所に似た役割を持った、更生施設があるという事が大きいと思います。多感で、成長過程の少年を親や知り合いではなく、鑑別所で判決まで改めさせながら勾留するという基本方針から保釈という制度は無いのだと思います。

ほとんどの少年は親に助けられて生きているわけで、そんな親がいる生活の中、起こしてしまった事件なので、保護者が管理するよりは、鑑別所で更生させながら裁判を受けてもらいますという考え方です。

何かしらの理由で身寄りがないという場合であれば尚更、鑑別所が相応しいと判断されます。

 

勾留されない場合もある

勾留されるかどうかは新件で勾留質問があって裁判所が決定するわけですが、ここで本人の環境や反省具合、罪状次第では勾留をしないという判断がされるときがあるようです。先ほどとは逆ですが、保護者がいるから自宅に戻しても大丈夫だろうという考え方だと思います。

 

 

接見禁止について

通常、犯行を否認、黙秘していたり、共犯者がいる場合などは接見禁止といった命令がだされて、弁護士以外の接見(面会)が禁止されますが、少年事件の場合、接見禁止がついても親との接見は許可される事が多いようです。

僕がいた留置所でも、良くも悪くも2、3日に1回、親御さんが面会に来ている少年がいました。現金やジャンプの差し入れを受けている様子でしたが、心配をかけている事には変わりありません。「せめて必要としているものを」という事で差し入れされていたんでしょうが、その心中はお察しするばかりです。

 

 

まとめ

少年(未成年)、特定少年が逮捕されると、成人と同じようにすぐに出てこれるわけではありません。留置所や鑑別所で家庭裁判所で判決を待つのが一般的ですから、成人の場合より勾留期間が長引く可能性すらあります。

そんな中で、成人に混じった留置所で、優先されるとは言え、一人部屋で孤独に生活しなければなりませんから、しんどい思いをする事でしょう。

もし、こんな経験をする事になってしまうのあれば、武勇伝にするのではなく、今後の未来ある人生への糧にしてほしいと思っています。

やっぱり大人になって僕のように、家族が居る身でこんな思いをさせるよりは、いくらもマシですから。

 

 

 

はい、とういう事で少年が留置されたらという事でまとめてみました。

次回は被疑者補償について紹介していこうと思います。

これは留置された被疑者に対する補償です。

以外と使われていない補償です。

特に国選弁護士さんだと、あまり教えてくれない制度なので、

知っていても損はありません。

 

 

 

ではではまた後日~☞

 

 

 

 

 

勾留21日目(留置所の食事)

 

はい、どうも僕です😎

 

 

今日も21日目の日記からスタートです✍️

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◯月◯日(木):今日から12月。。。月を跨ぐと寂しさに拍車がかかる。。。今日は3回目の洗濯だった。同部屋の中国人は毎日「エロ本が欲しい!」とうるさい。そんな気にもならないわ!!しかもここを出たら「一緒に仕事しよう」とか誘ってくわ、「覚せい剤紹介してやる」とか言ってくる始末。。。いや、それで逮捕された訳じゃないし、もう二度とこんな思いは嫌なんじゃ!こんなところでの出会いは傷の舐め合いでしかないから、乗らないし、俺はアンタの名前も知らないから!

今日は取調べはなかった。

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留置所も拘置所も刑務所も、一定のこういった誘いはあるはずです。

これが良い出会いである可能性もゼロではないと思いますが、稀でしょうし、信用には値しません。お互いが傷ついてるから、良い出会いに感じるかもしれませんが、更生しにくくなります。

というか、特に刑務所から出所した人への更生に向けて国がもう少し手助けすべきだと思います。

銀行口座が開設できないとか、働き口がないとか。。。

結果、諦めてしまって真っ当な道で更生できない人が累犯や再犯となってしまうケースがあるんだとも思います。

厳しい道のりも自分次第と言われれば確かにそうですが...

 

 

 

とまぁボヤキはここまでにして、、、

ここから本題です ↓

 

 

今回は留置所の食事について詳しく紹介していきます。

猿之助さんやガーシーと痩せたとニュースで報道されてますが、その食事はどのようなものなのでしょう?

 

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警視庁ルールが主ですが、少しだけ県警バージョンも紹介してます。

 

 

 

 

食事の時間

留置所の食事は時間が決まってます。朝食は7時、昼食は12時、夕食は18時です。

食事時間は10分〜20分です。

 

 

食事のルール

では、食事はどのように食べるのでしょうか?

留置所は拘置所や刑務所のようにテーブルはありません。その為、食事の時間に配られるゴザを敷いてそこに食事を置いて直座りで食べます。留置官が3〜4名程度で注視しながら回っていて、被疑者は外の留置官の方を向きながら食事します。

食事中の私語は禁止されてまいます。

一日の中で唯一の楽しみというか、人間らしさの時間なんですが、じーーっと見られてるので、ゆっくり食べていられません💦

 

また、「被疑者間で食事をあげたりもらったりする」のも禁止されてます。

「嫌いだから」「食欲がないから」とどんな理由があろうとも、発覚すると怒鳴りながら注意されます。

 

 

食事の提供方法

食事を入れる容器はどこでも見かける使い捨てプラスチックの弁当箱です。

ご飯、主菜、副菜2つを入れられる形になってます。

食事が入った弁当箱、箸、調味料、茶碗に入った味噌汁、飲料があれば飲料が配られます。

 

メニューと特徴

留置所の食事としての特徴ですが、まず、ご飯は白米です。拘置所や刑務所と違って麦飯ではありません。

また、外部に委託して弁当を作って配送してもらっているので、かなり事前に作られており、食事は味噌汁以外全て常温です。

なので、食事の時間に良い匂いがするという感覚はあり得ません。

生野菜や生魚はでません。焼き魚のようなものが出る際は骨を取り除いてあります。

 

朝食メニュー

朝食のメニューはボリュームをかなり抑えてありかなり少量な内容です。特徴としては糖分とその他栄養素を最低限摂る為の献立になっていて、容器に対してスカスカで空いてる所だらけです。みっともないくらいです。

 

例① ごはん・ポーチドエッグ・沢庵の刻み・お茶

例② ごはん・オムレツ(一口サイズ)・沢庵の刻み・お茶

例③ ごはん・魚の揚げ物(一口サイズ)・沢庵の刻み・お茶

 

容器は4つ入れるところあるのに、ご飯含めて3つのメニューですし、に全て一口サイズですからね💦

 

 

昼食メニュー

留置所の昼食メニューはパンです。コッペパン2つとパンに挟むような一口サイズのおかずが配られます。朝食より昼食の方が質素に感じます。

実はこれには訳があり、過去の記事でも紹介しましたが、『自弁』という自分の所持金で弁当を買って食べる事ができるのが昼食のタイミングだけなんです。

ky071811.hatenablog.com

 

その為、通常に配給されるパン類の標準のメニューに加えて、日替わりで牛丼や親子丼、麻婆茄子丼などを追加してお腹いっぱい食べる事ができるんです。

ここでもう少し詳しく紹介していきましょう。

 

通常メニュー

例① コッペパン2つ(マーガリン、ジャム)揚餃子1粒・オレンジジュース

例② コッペパン2つ(マーガリン、ピーナツクリーム)・やきそば一すくい、アップルジュース

例③ コッペパン2つ(マーガリン、チョコクリーム)・ナポリタン一すくい、アセロラジュース

文字で書くと尚更、質素な印象ですね。

 

弁当の値段

僕が勾留されていた当時は一律¥500でした。

ちなみに、自分の残金は聞かないと教えてくれないので、基本自分で計算しながら把握しなければなりません。

(残金が足りなくなると教えてくれますが。。。)

計算がしやすいようにキリの良い金額に設定してあるんだと思います。

 

弁当を買うタイミング

前日に留置官が部屋の外から一人一人に聞いて回ります。その際に翌日のお弁当の内容を教えてくれます。節約する為に我慢しようと思っても同部屋の人が購入するのが分かるので、「つい自分も買ってしまう」というのも事実です。

 

弁当のメニュー

自弁の弁当のメニューは日替わり。一例です↓

 

  1. 月:牛丼
  2. 火:海苔弁当
  3. 水:プルコギ丼
  4. 木:麻婆茄子丼
  5. 金:カレー
  6. 土、日:メロンパン、あんぱん、バウムクーヘンから一つ選ぶ

 

自弁の弁当をプラスしても食事時間はせいぜい20分くらいです。ゆっくり食べる人でも30分はかかる事ないと思います。

 

 

地検(検察)先での昼食について

以前、紹介しました通り、留置所から検察に行くという事は一日がかりで、警察に管理されています。

その為、地検での昼食も警察から提供されます。内容は同じで、パン2つとジャム類、ジュースになります。パンに挟むおかずがありません。自弁のお弁当もありません。前日には地検に護送されるかを留置係は把握してますので、自弁のお弁当も、地検への予定がある被疑者には購入の有無は聞いてきません。

地検での食事は管理体制の整った留置所とは違う為か、会話や独り言も厳禁で箸も提供されません。

 

 

夕食メニュー

1日の最後の夕食メニューは、ごはん以外に3つのおかずが入っていて、主菜1副菜2に味噌汁が配られます。夕食が唯一まともなボリュームの内容になっています。

ただ、前述の通り、生ものは危なくて提供できない上に、食事時間よりかなり前に作られているので、暖かくもなく、食中毒などのリスクを避ける為に揚げ物がその割合を占めています。

唯一なボリュームなのに、胃もたれしてしまうという理由で残す人も結構いたように感じます

 

例① ごはん・レンコンの挽肉挟み揚げ・オクラの刻み・沢庵・具なし味噌汁・お茶

例② ごはん・コロッケ・ナスの揚げ浸し・沢庵・具なし味噌汁・お茶

例③ ごはん・揚げ餃子、味なしミートボール・きんぴらごぼう・沢庵・具なし味噌汁・お茶

 

一応、例にして文字にして書いてますが、メインとおかずは特に『揚げ物であることは分かるけどなんだか分からない物』が多かったです。笑

 

 

番外編(他県)

他県のルールを少しだけ紹介します。某県警のものになります。

外部に委託するという事やプラスチックのお弁当の容器というのは同じです。しかし、内容やルールは違うようです。

 

朝食は食パン、昼と夜が弁当。

自弁のお弁当は1週間分購入がルールで、通常メニューにプラスでは無く、お弁当のグレードが上がるだけ。

調味料、味噌汁の提供なし、ご飯の量、おかずは多め。

などなど、警視庁と大分ルールが違い、どちらが良いとか個人差はあると思います。

 

 

まとめ

拘置所や刑務所と比べて違いや勝手が違うと思います。

また、道府県警と警視庁でも違います。

ただどちらにせよ、どんなに節約した食生活だとしても娑婆の日常の方が100倍も良いです!

料理の匂いはもちろんの事、

『TVやスマホを見ながら』とか『好きな人と会話しながら』五感で食事できるわけですから!

それに、仮にも食事も税金で賄うものなので、警察には厄介になるものではありませんよね。

酔っ払うのも結構!お腹壊すまで暴食するのも、結構!

今もこれからも食べる料理ひとつひとつに『自分が頑張ってるご褒美』だと思って食事の時間を楽しんでもらえたらと思います。

 

 

 

という事で、次回は少年が留置所に入った場合について紹介していこうと思ってます。

 

 

 

ではでは、また後日〜☞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勾留20日目(手紙のNGワードと内容)

 

はい、どうも僕です😙

 

今日も20日目の日記からスタートです✍️

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◯月◯日(水):今日は便箋を買った。接見禁止がついてるから、送れないのに、毎日■■(妻)に謝罪の手紙書いているから紙がすぐに無くなっていく。ただ1日中、下書き→正書して書いてるから時間が経つのも早く感じて気が紛れてる。この間入ってきた中国人?も部屋の中でうるさいし、少しイライラしてるけど、なんとか過ごしてる。

明日は洗濯の日だ。明日の朝、着替えて洗うもの調整しておかないと。

便箋も買ったり、自弁で食事も何回か買ってるから、節約しないと所持金がなくなっちゃう。弁護士さん経由で何人かに連絡とってもらって差し入れを依頼してるけど、誰からもこないし。。。当たり前か。。。都合が良過ぎるよな。。。

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日常でただでさえ、節約が苦手が僕でしたが、

留置所でも節約する事になり、この辺りも不安でした💦

 

 

 

 

 

では、ここから本題に入ります↓

 

 

今回の記事では留置所で送る手紙のNGワードについて紹介していきます。

 

まず、『手紙は、送るのも受け取るのも誰宛だろうと中身は必ず検収』されるのが前提です。

家族、友人、職場の人はもとより、弁護士さんでも手紙である以上は手紙の内容は見られます。

 

留置所ではまだ刑が確定していない“未決”状態な上に、まだ起訴かどうかもまだ分からない捜査中という扱いの為、拘置所や刑務所より手紙の内容に厳しい制約があります

 

NGワードや内容次第では送る事すら出来ません。

 

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NGワードと言うか、これが書いてあると黒塗りされるもしくは送ってくれないものをまとめました。

 

 

 

 

手紙のルール

警視庁(東京)の場合ですが、留置所から送る際にはNGワード以外にも細かいルールや決まりがあります。受け取る場合は内容の検収だけなんですが、留置所から送る時は色々と制約があるので、まとめて紹介します。

 

手紙を送るまでの流れ

①ペン貸出時間にペンを借りる

②手紙を仕上げて留置係に申告する

③発信依頼用紙に宛先の情報を記入して手紙、封筒と一緒に提出

④留置係にて内容を検収 → 許可

⑤封筒に自分で手紙を入れて、切手を購入して、再度留置係に提出。

⑥発信依頼許可の書類にサインする

⑦投函

 

一度に送れる相手

1回(1日)で送れる相手は1名までです。

例えば、職場の様な一つの住所のところにいる何人かに伝えたい事があり、封筒を1つにまとめてられたとしても宛名の人数が1名でなければ複数人に送ってるとみなされます。

更に言えば、その1名の人に他の人に伝達するような書き方もダメとされてます。

僕の場合、妻と娘に書いた事があるんですが、それでもダメでした。内容が明らかに子供相手の内容でも返されました。

 

手紙の枚数

1度に送れる枚数は5枚までです。

留置所で買える一般的な便箋で5枚です。これは84円切手で間違いなく送れる枚数なんです。思いを伝えようとすると、謝りたい事や伝えたい事たくさんあるので、5枚でも足りないくらいなので、かなり文字サイズを小さく書くしかありません。

 

手紙の書き方

便箋は縦書きか横書きか選んで購入できますが、どちらにしても欄外へ書くのはNGです。

前述の通り、行数や枚数が足りなくて、1行に対して小さく書いて2行にして書いたら、書き直す様に言われて必死に添削して書き直した事が思い出があります。

 

投函時間

手紙は1日1回、警察署に一番近いポストに(おおよそ)18時ごろに留置係がまとめて投函します。手紙の発信は土日も可能ですが、ポストから郵便局員が回収しないので、土日に発信したら手紙が動くのは月曜日です。

18時頃に投函なので、次の日に投函されたと計算するのが妥当です。

回収ルートによって『良くて当日の最終回収時間』です。

朝に手紙を仕上げて、留置係に渡して検収も終わったとしても、次の日扱いなので、早速ここでタイムラグが発生する訳です。

 

速達も送れる

実は速達で送りたい旨を伝えれば、速達での発信も可能です。84円切手で速達代金を超える様に買わされますが。

 

道府県警、警視庁と多少は違いがあれど手紙のルールのこの様になってます。

その上で手紙に書く事が禁止されている内容やワードを紹介します。

 

 

イラスト

イラストを手紙に添えるのは送るのも受け取るのもNGです。

イラストを使って、外部の人間を介して、警察に隠れて捜査を撹乱、隠匿する事ができてしまうからというのが大きな理由です

それが仮にキティちゃんや、アンパンマンのようなキャラクターだとしてもNGです。

僕も娘の為にうる覚えで書いたバケモノのようなキティちゃんも手紙の発信依頼時に塗り潰すか、書き直すか言われた覚えがあります。

 

 

留置所の事を書く

今でこそ、このように紹介させてもらってますが、勾留中は留置所での生活内容や出来事などを書くのはNGです。特に留置所生活の流れや、内部のレイアウトが分かるような内容、取調べ内容などは絶対にNGです。セキュリティ上の問題でしょうか、情報を外に出す事を極端に嫌っているので禁止されてます。

どんな人がいるとかというのも禁止です。

 

 

ネガティブ過ぎる内容

自⚫︎を考えているような内容や、人生を諦めたような内容もNGです。反省するのは良いですが、あまりにも自分を卑下して悲観的過ぎると検収でひっかかります。留置所から送る際にこの内容だった場合は、即没収して廃棄される上に、本人と話して問題あるようであれば、一人部屋への移動が検討されます。

受信の場合もその手紙が本人には渡される事はないと思われます。

手紙で出さなくても、留置所内での素行が怪しければ、個人のメモやノートも見られる事があり(本当は駄目です)そこにネガティブなボヤきを書いてるだけでも、一人部屋行きになる可能性もあります。

 

 

脅迫めいた内容

発信も受信も、被疑者を含めて相手に対して脅しと思われる内容もNGです。

取調べで俺の名前は出すな」などのような恐喝する内容は即没収です。

捜査が終わっていないので当然ですね。

もし外部から留置所の被疑者にこの様な内容で送ったら、すぐに怪しまれ、刑事に伝わり捜査対象に含まれます。

 

 

外国語の使用

留置所から送る手紙は発信、受信共に日本語しか認められてません。理由としては内容を検収できないからです。仮に世界言語でもある英語だとしてもNGになります。やはり外国人が日本で逮捕、勾留されると大変ですね。

外国人の生活についてはこちら↓

ky071811.hatenablog.com

 

まとめ

いかがでしょうか?今の時代に手紙のやりとりだけでも珍しいのに、勾留された人とやりとるするという事はかなり戸惑いがあると思います。その上更に、中身を見られているなんて。。。

しかし、やましいものでない限りは、留置係も見慣れています。毎日、老若男女の手紙の中身を見てきている訳ですから。

警察組織は意地悪で、たまにニュースで報道されるような問題が起きる組織ではありますが、手紙の内容を被疑者にいじってくる事はありません。

手紙を送る側、受け取る側どちらにせよ、思いを正直にぶつける事をお勧めします。

相手の事を思う気持ちを書いていれば、NGワードにはひっかかりません。『中身を見られるから気を使っちゃう』なん考えてたら思いは伝わりません。文字からでも思いが伝わる良い機会です。自分でも相手でもしっかり戒める意味でもまっすぐに手紙は書きましょう。

手紙を出せる相手がいるだけ、それは幸せですから。

 

 

 

という事で、今回は手紙についてまとめました。

次回は留置所の食事について詳しく紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

勾留19日目(鑑定留置とは)

 

はい、どうも僕です😙

暦では秋ですね🍂

今日も19日目の日記からスタートです✍️

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◯月◯日(火):今日はここに来て4回目の風呂だった。夕方に弁護士さんが接見にきてくれて、手紙を(■■(妻)、会社、父、□□(友人))にお願いした。弁護士さん曰く、コロナの関係もあり、あまり早く進まない可能性もあって年内の釈放は難しいかもとの事。。。

そんな希望をなくすような事は言わないで欲しかった。。。早くでたい。

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なんとなく時期が特定されそうですが、ただでさえ進むのが遅いのが、コロナ禍ではさらにゆっくりでした。

「昔は初公判〜翌週には判決が出ていた」と留置官も話していたのを覚えてます。

それが良いのか悪いのか人によると思いますけどね。

 

 

 

という事でここから本題です ↓

 

 

 

今回の記事ではたまに目にする鑑定留置についてです。

逮捕、勾留されたとしても、ほとんどの人は該当しませんし、「身近に居た」という事も滅多にないと思います。僕も直に経験した訳ではありませんが、勾留中に聞いた話などを元に紹介していこうと思います。

 

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鑑定留置とは?

鑑定留置とは、逮捕された人が精神的な問題を抱えている可能性があると判断した場合、その状態を評価するために行われる措置のことです。要は精神鑑定をするわけです。事件の責任能力や精神状態を調べるための手続きで、「留置」という字を使っているくらいので、勾留はされます

責任能力を「鑑定(評価)」する為に留置する という意味です。

その為拘束期間も通常の10日間+10日間ではなく、最大で30日間です。

30日で鑑定できなかった際は延長として、通常の勾留延長と同じように延長許可が必要になります。

 

 

どんな人が対象

犯行の動機や行動が全く理解できなかったり、逮捕後に取り調べをしたら、支離滅裂なことを繰り返しているなどした場合に行われます。

その他にも犯行前の精神病歴や行動から、精神的な問題が考えられるケースが該当します。精神的、知的に障がいがあったり、認知症を患っている人なども含めれると思います。

 

 

鑑定留置で拘束される施設

鑑定留置は、精神保健施設や精神科病院などの施設警察署内の保護施設で行われることがあります。ここで専門家が被疑者の精神状態を鑑定します。

近年では責任能力の有無で罪を軽くしようとか逃れようとか考えている被疑者も多いらしく、よほどの重症者でない限りは病院などではなく、普通に警察署の留置所で拘束され、精神鑑定になるらしいです。

一応、症状によって部屋を分けたり、専門の医師が通いやすい立地の警察署の留置所になったりします。

噂が噂を呼び、「頭おかしいフリしてれば罪が軽くなる(早くでれる)」とまわっているようですが、まず無理ですね。一昔前はそれが可能だったかもしれませんが、医療や警察(検察)も経験値や実績があるので、見破られます。

なので、重症でない限りは鑑定留置扱いになったとしても警察署の留置所なわけです。

 

 

どんな場合に必要?

刑事責任がはっきりしない場合や、被告人の行動に異常があると疑われる場合に鑑定留置が行われることが多いです。事件に精神的な影響があるかどうかを評価するためですね。

 

 

鑑定留置の進め方

専門家(医師)が被疑者と話して精神状態を評価します。1回、2回ではなく、何回も面談を重ねて評価するようです。

ここでの判断が事件への影響を及ぼし、裁判の進行方法や適切な対処法、判決を考える基盤となりますので、当然、慎重にすすめます。毎日面談するわけではないので30日では短いくらいだそうです。

 

 

誰が決定するのか

鑑定留置の必要性や適切なタイミングは、一般的に裁判所や検察官が判断します。弁護士や精神医療専門家も関与する事にはなります。

事件が起きて、警察が逮捕勾留、検察へ送致。

ここで検察が起訴か不起訴か進めるために取り調べをした際に「?」が出ると検討を始めます。

この頃には被疑者にも当然、国選なり私選なりの弁護士が就いていますので、弁護士、検事(検察)、裁判所などが相談し、精神鑑定の必要があれば鑑定留置に切り替えます。

 

 

鑑定結果の影響

鑑定結果は、裁判の進行や判決に影響を与えます。被疑者(被告人)の責任能力や精神的な問題に応じて、判決や刑罰が決定します。

罪状にもよりますが、起訴されない場合もありますし、

裁判であれば無罪、執行猶予、刑罰が軽くなるといったケースもあり得ます。

しかし、前述の通り、あくまで重症であったり状況によってです。

「ちょっと頭おかしいフリ」した程度では、何も変わりませんし、場合によって悪質と見られ、罪が重くなる可能性すらあります。

僕が留置所で聞いた話では、

昔、留置所での生活も話が通じないボケちゃった爺さんが、20日の勾留満期の日に起訴されずに処分保留で釈放がきまり、最後に出て行く時に、今まで話したとこもないくらい普通にペラペラ話しはじめてビビった」という、映画のような話。

よくよく耳を傾けて聞いていると、もう20年以上前の話だそうです。

20年以上前は今ほど、精神的な病名もなかったりしてますから、あり得たのでしょう。まぁそれでも噂に尾ひれが付いて誇大されたものだと思いますが。。。

 

ちなみに、証拠も揃って、取調べでも一度は認め、起訴され裁判に至った場合は、当然認めて反省するにつきます

裁判では本当に真に反省しているかどうかも多角的に注視しているので、軽い気持ちで責任能力の有無を精神的な面で言い訳にはしてはいけません。

これは普段の生活でも言えますよね。

もちろん、いろんな考えや環境があり、小さいけれど患っている人もいるので一概には言えませんが、犯した過ちは反省し、償うのが人間です。

償い、次に生かせれば越した事はありません!

 

僕も償いの途中ですが、いつか人生を振り返った時に「生かす事ができた」と思えるような過ごし方をしたいと思って生きてます。

 

と、今回はこんな感じでまとめました笑

 

 

 

 

ではではまた今度~☞

 

 

勾留18日目(起訴の種類について)

 

はい!どうも僕です😄

 

まずは18日目の勾留日記を紹介します✍️

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◯月◯日(月):昨日から入ってきた中国人、真夜中に弁護士来るは、部屋の中で文句ばっかり言うわで、苦手〜。。。『あそこの警察署はああだった』『前はこうだった』なんて知らんがな!!

今日は取り調べがあった。家宅捜索をしたと言われた。資料に□□(妻)の写真もあった。こんな家宅捜索の資料で顔を見るとは思わなかった。そしてそんな事に対応させてしまい本当に申し訳ない。。。怪しいものは全て鑑定に出すとの事。

全て自白もしたし、認めた。。。だから1日でも早く出して欲しい。

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辛いですよ〜💦

留置所にいる間に、一緒に住んでいる家族のところに家宅捜索に入られて、しかも家族に対応させるのは!家族や同居人も「ここにありました」みたいな写真も1枚づつ撮られて捜査資料になりますので。

 

 

 

ではでは本題に入ります!↓

 

 

今回のテーマは起訴の種類についてです。

ニュースなどでは、「追起訴」書類送検「送致」と似た言葉を度々見聞きすると思いますが、それぞれについての説明と違いについて紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そもそも「起訴」とは

検察が一つの事件として裁判所に提訴して裁判所が

裁判で有罪か無罪か判断しましょう』と承諾して、いわゆる前科が付く事を言います。

 

詳しくは過去記事から↓

ky071811.hatenablog.com

 

捜査機関である警察や検察が最大20日間勾留して捜査をした結果、良くも悪くも(ほとんど悪く)20日間を必ず使ってからの判断になります。勾留したからには逃しませんと言わんばかりの捜査方法です。

 

 

追起訴とは?

では、起訴の前に追うという字が入る追起訴はどういう意味でしょうか?

起訴なのは間違いありません。

実は警察でいうところの「再逮捕」と同じような意味になります。

 

追起訴 = 起訴された後に(裁判が終結するまで)別の事件として新たに追加される起訴される事です。

 

一つの事件に対して一つの起訴が基本

最初に上でちょろっと紹介しました通り、起訴というのは単に被疑者に対して訴えるというより、一つの事件の一被疑者に対して訴えるという意味を持っているので、起訴も分かれるんです。

 

 

例1:被害者が複数人いる場合

被害者がそれぞれ被害届を出していれば、それぞれ別の事件になります。被害状況や犯行も違うはずですので当たり前ですよね。何より被害を受けた方が浮かばれません。

 

例2:違法薬物の使用

僕も検査させられましたが、何かしら違法薬物で逮捕、起訴された人は「他にも違法薬物をしてるだろう」と疑われるので、そこで尿検査や家宅捜索などをして、本当にしていた場合は再逮捕→追起訴となります。

麻薬取締法、覚醒剤取締法、向精神薬取締法などなど法律も違いますからね。

 

例3:警察の横暴

これはなんとも言えまんが、緊急に逮捕する場合など、「とりあえず」な罪状を使うことが多いのが警察組織です。「疑惑はあるし、間違いないだろうけど証拠だけがない」時は、

公務執行妨害だろうが、スピード違反だろうが、「とりあえず」逮捕勾留して、じっくり捜査をする方法をとります。

そこで証拠の確保、証言がとれれば、罪名を切り替えて再逮捕します。

問題だと思うのは、その際に再逮捕前の事件も既に検察に送られているので、起訴されれば追起訴扱いとなる事です。

本当に市民の為だったり、極悪人相手なら良いですが、誰でもあろうともやり方は変えず、時間や手間ばかりかかって色んなものの無駄にしてる気がします。

 

追起訴された場合の裁判

ここまで、別の事件と散々書いてますが、言いながらも裁判が始まると一つの裁判にまとめられる事が多いです。

もちろん一つ一つの事件を争います。

裁判所こそ暇じゃないんですね。特に裁判官という職業は司法のトップで、誰でもなれる訳じゃないですからね。

一人で1日に裁判できるのは3つか4つが限界です。小さい事件だろうと一つに対して最低2、3回は裁判が開かれるので忙しいに決まってます。

 

要約すると追起訴というのは、法律上、一つの事件や法律違反を追加で起訴された事になります。

 

 

送致とは?

ニュースなどで「身柄を送致」されました。などと報道されるのを耳にした事があると思います。

以前紹介した記事にも書いてありますが↓

ky071811.hatenablog.com

逮捕、勾留した警察が事件と認めてもらう為に48時間以内に検察に送る(送った)事を言います。

送るに至るで送致です。

送致されれば、すぐさま検察調べ(検察の取調べ)をする為に翌日には警察車両に乗って検察に出向く事になります。

僕も経験するまでなんとなくニュースで聞いていただけだったので、理解できていませんでしたが、事件として送った事を意味しているだけなので、捜査や取り調べもあるので、身柄(勾留先)は基本、警察の留置所で変わりありません。検察が事件についていつでも被疑者を呼び寄せる事が可能だという事です。

また、送検という言葉の意味と同じになり、起訴か不起訴か判断される前であり、

さらに勾留決定前とも言えます。

 

 

追送致

追送致とは検察に追加で事件を送られる事を言います。前述のとおり、既に送致されている身で、別の事件が発覚した際に追送致という処理で検事が別事件として取調べや捜査を進めます。

警察庁「再」という言葉を使うのに対し、

検察庁、裁判所は「追」を使うという違いがあります。

 

 

書類送検とは?

送致が送検と同じ意味と説明しましたが、「書類送検」の場合は少し違います。

書類送検というのは「身柄は拘束しないで、事件のみ検察に送る」という事になります。取り調べは基本任意で、留置所や拘置所には入りません。身柄を拘束(勾留)しないで、書類送検で良いと判断するにはいくつかの理由があります。

 

  1. 逃亡の恐れがない事(捜査に協力的)
  2. 拘束(勾留)する事で、身体に影響を及ぼす可能性がある場合
  3. 社会的に立場や影響が大きい人物の汚職事件などの場合
  4. 政治家の法律違反
  5. 被疑者不在(故人)

 

1はほぼ無いです💦確かに何をもって信用すれば良いのかわからないですし、初犯だろうと勾留され、留置所 ⇆ 検察の既定ルートで送致されます。

2もほぼ無いですが、後期高齢者や病気を患っていた場合、入院中だった場合などはこれに該当する可能性があります。

3と4はどうかと思いますよね。「社長だから隠れない」「政治家だから逃げない」という意味にしか思えませんし、これが通るなら1の理由も通る理屈になるはずです。

しかし、今日の日本ではこのような判断になります。

その為、一般人の人たちが書類送検になるという事はめったにありません

ただ、勘違いして欲しくないのは、起訴か不起訴かの判断は同じです。書類送検だろうとも起訴になれば、裁判となり、判決次第で有罪(実刑)判決も出ます

 

 

起訴猶予とは

最後に起訴猶予について。

執行猶予と似てますねぇ。起訴猶予はあまりニュースではとりあげられないと思います。

身柄的には起訴とは不起訴の間というイメージで、起訴猶予になるとその場で釈放となります。

 

起訴に至る証拠は揃ってて本人も認めている前提で、罪状が微罪だったりする起訴猶予になります。

起訴猶予の場合、罰金刑がセットになる事もあります。罰金もそれなりに大きな金額なので、分割で支払う事が可能なのですが、それが滞ってしまったり期限内に払わずにいると、すぐさま起訴されてしまいます。

僕がいたところでは、密猟で逮捕された人が最終的に起訴猶予で罰金刑を受け、釈放されてました。

起訴猶予して釈放するという意味なので、前科はつきません。

(前歴は逮捕時点でつくので、前歴はついたままです)

 

 

 

 

正式名称や法律上の名称など違いはありますが、一般的に聞かれる『起訴』について紹介しました。

警察の世話にならない事はもちろん、検察にまで及ぶとあとは裁判になるかどうかになってしまいますので、今一度普段の生活の中で罪悪感のある行為は見直してみましょう。

自転車の違反も今後、いわゆる青切符になると予想されますが、

2023年8月時点では自転車での運転も刑事事件扱いの赤切符です。場合によっては自転車の運転違反も留置所で勾留される事に。。。

 

道路交通法、各条例、軽犯罪法SNSでの中傷など身近な法律違反は誰でもあり得ますので、今一度、自分を一度見つめ直してみてください。

 

 

 

 

次回は鑑定留置について紹介していきます。

 

 

ではではまた後日~☞

 

勾留17日目(留置所のあるあるネタ②)

 

 

どうも僕です★

今日で17日目の日記です。勾留満期まであと少しです。今後どうなってしまうんでしょうか?

 

17日目の勾留日記です✍️

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◯月◯日(日):今日も夜中に何度も目が覚めた。。。日に日に不安が募り寝れなくなってきてる気がする。そんな中、7時の起床と同時に新しい人が部屋に入ってくるとの事を告げられ、その後すぐに入ってきた。見るからに悪い顔してる。日本語もカタゴトでどうも中国?のマフィア的な人らしい。顔も半分変形してるし、絶対喧嘩で傷害だろ。。。今日も取り調べとかは動きはなさそうだし、この部屋も大変な生活になりそうだ。。。

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当時は不安な中、強面な人が入ってきてストレスが増してた時期でした。

どんな人と一緒になるかは分かりませんからね💦

 

 

 

 

それでは本題です!↓

 

 

今回は留置所でのあるあるネタ第二弾をお届けします😆

輝け第一回目の前回のあるあるネタはこちら笑↓

ky071811.hatenablog.com

 

共感しないにこしたことはありませんけどね。

 

それでは参りましょう!

 

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手紙の返信がない

留置所への返信率は低いと思います。まだどうなるか分からないという事もありますし、逮捕されたばかりで、手紙をもらった相手も戸惑ってるからだと思います。それに今の時代、いきなり手紙を送られてきて、すぐに返信できないですよね?

書く紙はなんでも良いとしても、封筒が必要

切手も必要。切手もいくらか確認して、ポストに投函しなければなりません。しかも届くのは2、3日後。。。

LINEやSNSならその場でスタンプなどで簡単に返信できる日常だから尚更ですよね。

 

 

外国人は1日ほぼ寝てる

以前の記事でも紹介しましたが、外国人は暇だと思います。本は少ないわ、話す相手もいないわで、『良くそんなに寝れるね』と思うくらい寝てます。実際は精神的に辛いとは思います。

でも『昼間そんなに寝てて大丈夫?』と思って夜になると、、、

夜でも寝てるんです。

僕は夜に寝付けないのが嫌で、昼間は絶対に起きてると思ってどんなに眠気がきても起きてました。それでも夜、なかなか寝付けなかったので寝れる人が羨ましかったです。

 

 

スマホってなんだっけ?

最先端から引き離されてる日々が続くと、つくづく思います。スマホって凄い製品だな』って!

画面を“タッチ”しながら操作してる訳ですよ!

今この瞬間も当たり前のように触ってますが、信じられない発明だなと。

テクノロジーや最先端技術が夢だったんじゃないかと思うくらい原始的で最低限の生活を送るので、ふと思ったりします。指で画面をタップしたり、スライドさせている感触は必ず忘れます。

 

 

電子マネーならお金入ってるのに!

留置所では現金のみです。PayPayは使えません。

財布にお金が入ってない状態で逮捕、勾留された場合は悲惨です。

所持金=現金という考え方なので、電車マネーはいくらチャージされていようと使えませんし、弁護士さんにもどうする事ができません。

当然、留置所で誰かから借りることもできません。現金が必要になった場合は、現金書留で送ってもらうか面会時に差入れしてもらうしかありません。今後、ますます現金の持ち歩きが少なくなってくる時代になるでしょうけど、留置所は現金主義です!

 

 

歩き方おぼつかない

先日のニュースで市川猿之助さんが保釈された際に「歩き方がおぼつかないように見える」と一部報道されてましたが、当たり前です。

留置所では驚くほど歩かないので、久しぶりにちゃんとした靴履いて歩いたら誰でもおぼつきます。

留置所では身体が退化します。留置所では歩く機会がありません。部屋の中を除けば1日30歩も歩かないと思います。歩いたとしても便所サンダルですから尚更です。

 

 

太りも痩せもしない

適度な食事と適度な運動は健康ですよね。

しかし留置所では、

病気にならない程度の最低限の食事

許可のない動きは許さない 環境ですから見た目の体型はあまり変わりません。

ある意味、現状維持です!

とは言っても、女性の場合や体質によって個人差はあると思いますけどね。。。

 

 

太ってる人ほど痩せない

人間は脂肪より筋肉の方が先に痩せていくらしいです。なので、びっくりするくらいデb、、、大きい人見ていても全く痩せていかないのが不思議に感じました。反対に筋肉質な人や細マッチョな人はたんぱく質を豊富に取れるわけもないので、筋肉がなくなっていったのを覚えてます。

 

 

拭き掃除意味ある?

毎日、起床後は掃除の時間なんですが、掃除分担が

「トイレ掃除」

「掃除機(掃き掃除)」

「拭き掃除(濡れ雑巾)」

と3つあります。

三人部屋であればこの掃除道具が全て渡され、一人部屋だったら、ローテーションで一つづつ回ってきます。

しかし、この中で「拭き掃除(濡れ雑巾)」が謎でした。

机も椅子も窓も何もない部屋に毎日濡れ雑巾って何を拭けば良いのでしょう?

床はカーペットなので、掃除機などで吸い取れば埃や体毛は取れます。古い上にカーペットなので、濡れ雑巾はハッキリ言って相性最悪です。雑巾も年季入ってるので、やらない方がマシなくらいです。

やってるフリしている人がほとんどだと思います。

ちなみに僕はトイレ掃除が好きでした。掃除してる!って感じで、今でも割と好きですし、掃除する必要がないような使い方を心がけるようになりました。

 

 

みんな人見知り

刑務所や拘置所と同じ檻の中なので、同じイメージになりがちですが、

ドラマなどのような『よう!新入り!』みたいなのはありません。多くても3人部屋くらいですし、同罪の被疑者は同じ部屋にはならない上に、移送や保釈、釈放などで長い期間いないので、仲良くならず、ボス的なのは存在しません。

なので、最初に部屋に入った時や部屋移動の際は、本を読んでるふりして、チラ見程度で、お互いほぼしゃべりません。留置所はみんな人見知りです。仲良くなる必要はありませんけどね。。。

 

 

お茶のおかわり多発ぎみ

留置所では1日の中で、お茶が一回ジュース類が一回であとは水です。

ジュースは200mlの小さなタイプが出るんですが、小さい為あっという間なので、喉が乾いた日には一瞬です。

お茶の場合は、薄いですが、やかんに入れたもので配給されますので一応おかわり可能です。

しかし当然、留置所もサービス業ではないので、気を利かせておかわりを薦めるわけもありません。あげないオーラも醸し出してます

そんな空気の中、気にせず、誰かがおかわりすると『俺も俺も』と多発し、留置官はやかんを持って各部屋を周って大忙しです。

 

 

検察での待機は端だとラッキー

何度か紹介している検察(地検)での待機時間では、4人用椅子で向かい合う形の8人部屋での地獄の待機時間があります。肘掛けなど寄りかかれるところがありませんが、両椅子の両端に割り当てられた場合は壁に寄りかかれるので、いくらか楽なんです。

その日だけ、わずかですが勝ち組です。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?今回は1回目に比べて少なかったですが、

あるあるネタを紹介しました。また思いついたらまとめてみます。

くれぐれも共感しない人生を歩んで欲しいものです。

 

 

次回は追起訴について紹介していこうと思ってます。

 

ではではまた後日〜☞

 

 

 

 

 

 

 

 

勾留16日目(証拠品について)

 

X(Twitter)で目にしましたが、今月8月は満月が2回あるらしいですね🌕

 

満月って人間のバイオリズムとも関係があるとかないとか…

どうも僕です😎

 

 

今日は16日目の勾留日記です✍️

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◯月◯日(土):この2、3日夜中に目が覚める。同室のおじいちゃんは夜中に漏らしたと留置官に相談していた。何してんだ。。。今日は自弁として便箋などを購入した。留置官からは『接見(面会)禁止なのに、誰に書くんだよ』と馬鹿にされた。もう口が悪いのには慣れたし、あんたらには関係ない。ちなみに留置所に来てから既に食事の自弁も含めて合計5,000円くらい使ってるようだ。無駄なのか、無駄じゃないのかわからない。。。

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受け止め方次第ですが、嫌味やいじめは正直あります。

どこかで詳しく紹介できたらと思います。

 

 

 

 

では本編です😄↓

 

 

 

今回の記事では

逮捕、勾留された時の証拠品について紹介していこうと思います。

罪名や疑いがなんであろうと、それを裏付ける為に警察、検察は、少なかれ証拠品として私物を押収します。

 

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証拠品とは

まず、何のために証拠品が必要なのでしょう?

証拠品の押収は逮捕時以降にもどんどん増えていく事があります被疑者が罪を認めていようが関係ありません。自宅や勤務先などの関係先にも証拠品になるものを探しにいきます。

証拠品が必要な何よりの理由が、裁判所に起訴してもらう為の材料としてですね。要は『裏付け』です。

被疑者の言っている事が本当か

警察、検察が逮捕した事は正当か

という事を証拠品で立証する為です。

それ以外にも、『余罪や共犯者を炙り出す』為でもありますね。

 

 

証拠品になるもの

私物の押収関係なく、裁判所(裁判官)が証拠品として認め、効力を持つものはどんなものでしょう?

実はなんでもかんでも証拠品にはなりません。ではどんなものが証拠品になるのか詳しく見ていきましょう。

 

私物の証拠品

 

・違法なもの自体(薬物など)

覚醒剤取締法、麻薬取締法、銃刀法違反などはそれ自体が違法ですから、逮捕時に持っていたらそのものが証拠品になります。

・車両関係

→ ナンバーもありますし、犯行に使われていれば、証拠品となり警察署の駐車場に押収されます。

スマホ(携帯)、PC

→ 言わずもながですね。今の時代、かなりの情報が詰め込まれてますから。デバイス本体の容量も多くなり、普段は便利ですが、古い情報も沢山見る事ができますよね。

また、今の時代の警察、検察の捜査力もかなりのものです。消しても復元できますしGoogleなどのウェブサービスにも閲覧履歴を請求する事も可能です。

流行りのテレグラムなども復旧できるという噂もありますよね。

PCは犯罪内容によりますが、犯行に使っていなければ、捜査時に刑事が軽くイジって問題なければ押収されません。

・衣服や鞄、アクセサリー

→ これは防犯カメラなどで、犯行現場などを記録していた場合、その記録と同じ衣服や鞄などが出てくればそれが証拠品となり押収されます。カメラの記録や目撃情報と一致したもののみ対象です。見ぐるみまでは剥がされません。保釈の時に帰れないですからね。

SuicaPASMO

→ 行動の履歴となるものです。これも捜査により、多くの履歴を引き出す事が可能です。

・クレジットカード、レシート

→ 購入履歴ですね。違法なものをクレジットカードで買う事はできませんが、それに付随するものや、行動の裏付けとして証拠品のひとつになります。

 

捜査の中で証拠品となるもの

 

・供述調書

→ 本人の供述調書ですね。「こう話してるけど、次はこう話してるから矛盾してる」という曖昧なものではなく、犯行を認めている調書のみです。

・被害者の調書

→ 被害者がいる事件は、被害者の調書も証拠になります。

・目撃者(発見者)の調書

→ 被害者と同じですね。決定的なものにはなりませんが、被疑者の特徴を見ていたり、犯行の一部始終を見ていればこれも証拠になります。

・本人の防犯カメラの映像や写真(※)

→ あまり大きな声では言えませんが、実はこれ自体にはそこまで証拠の力はないようです。詳細までは書きませんが、映像や写真だけでは証拠品として弱いらしいです。

・DNAや指紋

→ 大きな事件でしか聞かないようです。手間や労力がかかるんでしょうね。でもこれはかなり強い証拠品だと思います。

 

 

証拠品の扱い方

所持品や捜索などで押収された私物は証拠品ではありますが、盗品ではない限りはあくまで、被疑者個人の物です。壊したりしたら問題ですし、いつかは返さなくていけません。ある意味、その他の所持品よりも丁寧に扱われます。

 

 

押収品目録交付書

一覧表のようなものです。「一覧=目録」です。一つ一つ、見た目の特徴や機種名、メーカー名を記載した目録を作り、刑事と確認した後にサインをして渡されます。この書類の事を押収品目録交付書と言います。

 

 

証拠品の保管方法

そんな押収品目録交付書を発行された瞬間から、警察や検察からすると大事な証拠品になるので、私物関係は一つ一つ丁重に扱われます。

これは留置所扱いではなく、担当刑事の課が管轄です。

持ち運び出来るものは、一個づつ封筒やビニール袋に入れられ、どんなものか書いて保管されます。

車両関係は警察署の駐車場に防炎シートやブルーシートでぐるぐる巻きにされ、天気によって変化がないように保管されます。

 

 

証拠品はいつ返される?

押収された証拠品はどのタイミングで返してもらえるのでしょうか。

これは被疑者である人がどのような処遇になるかで変わってきます。

 

不起訴、釈放の場合

→ 以前紹介した通り、不起訴という事は勾留して捜査した結果、裁判官が裁判にはかけない=釈放となるので、捜査は終了し、証拠品として押収された私物や、その他所持品が釈放のタイミングで返されます。

起訴、不起訴についてはこちらから↓

ky071811.hatenablog.com

 

保釈の場合

保釈という事は、まだ起訴されて裁判する可能性があるという事になりますが、保釈のタイミングでは帰ってきません。証拠品以外の所持品のみの返却になります。

いつ返ってくるかと言うと、ざっくり裁判が終わるまでは返ってこないと考えて良いと思います。詳しくはこの後説明します。

 

有罪、実刑の場合

この場合は拘置所や刑務所へ本人と一緒に移されるだけです。

 

 

基本は判決後に証拠品が返ってくる

上では、起訴する為と書きましたが、起訴されると次は検察が有罪にする為に動きます。その為、起訴後にも証拠品が増える事があります。

弁護士(被疑者)側が、証人や情状酌量の材料を集めるのと同じように、検察は有罪にする為、実刑にする為に証拠品を集めます

裁判がはじまると『証拠調べ』というものがあり、検察と弁護士が裁判所に提出した証拠品や証人、謝罪文などを元に裁判官に立証します。それらを全て証拠呼ぶんです。

証拠が採用されれば、裁判官が、そこではじめてそれらを考慮して量刑を決めたり、有罪無罪の決定をするんです。もちろん証拠品だけで判決はでませんが、大きな材料になるのは確かです

そういった手続きが裁判中にあるので、保釈のタイミングでは返されず、裁判が終わる頃にやっと返却の許可がでるんです。

 

 

証拠品はどうやって返される?

前述の通り、保釈中に社会復帰し、裁判が終わって無罪もしくは執行猶予をもらえた場合は、どうやって返されるんでしょう?

 

判決が出たら裁判所でその場で返される?

後日、自宅に送ってもらえる?

 

そんな都合よく返してくれません!💦

押収された証拠品はの返却は

逮捕された警察署で担当刑事より行われます。

 

お互いに壊れてないか、紛失してないか、目録通りか、押収品を一つ一つ確認しながら返却手続きをする為、警察署に出向かなければならないんです。

ちなみに、僕はこのパターンで返してもらってます。

 

最短だとしても22日(勾留)+45日(裁判期間)で2ヵ月超ぶりに自分のスマホに電源入れる瞬間は感慨深いですよ。

(ちなみに僕は90日以上でした)

 

 

まとめ

一時的とは言え、証拠品となった以上は私物が失われます。

仕事、家族、友人だけではありません。特にスマホなんかは突如、音信不通になってしまった事への説明もすぐには連絡できなくなります。電話やLINEもできず、社会復帰への一歩もままなりません。

今の時代、ほぼ100%スマホは証拠品となるでしょう。便利な分、パーソナルなものこの上ないですからね。そしてこれがないと生活もままならないですよね。

本当に想像以上に失うものが多いので、当たり前ですが、法を犯すものではありません!

何気なく使ってる自分のモノや自分の周りの人たち、たまにでいいから振り返って思いやりと感謝をもつきっかけになれば思います。便利なもの故、良い事に使っていきたいですね。

大事にしましょう。

 

 

 

 

という事で今回は証拠品について紹介しました。

次回は留置所のあるあるネタ第二弾をお届けしたいと思います‼️

お楽しみ(?)にー!!

 

 

それではまた後日〜☞