勾留21日目(留置所の食事)

 

はい、どうも僕です😎

 

 

今日も21日目の日記からスタートです✍️

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◯月◯日(木):今日から12月。。。月を跨ぐと寂しさに拍車がかかる。。。今日は3回目の洗濯だった。同部屋の中国人は毎日「エロ本が欲しい!」とうるさい。そんな気にもならないわ!!しかもここを出たら「一緒に仕事しよう」とか誘ってくわ、「覚せい剤紹介してやる」とか言ってくる始末。。。いや、それで逮捕された訳じゃないし、もう二度とこんな思いは嫌なんじゃ!こんなところでの出会いは傷の舐め合いでしかないから、乗らないし、俺はアンタの名前も知らないから!

今日は取調べはなかった。

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留置所も拘置所も刑務所も、一定のこういった誘いはあるはずです。

これが良い出会いである可能性もゼロではないと思いますが、稀でしょうし、信用には値しません。お互いが傷ついてるから、良い出会いに感じるかもしれませんが、更生しにくくなります。

というか、特に刑務所から出所した人への更生に向けて国がもう少し手助けすべきだと思います。

銀行口座が開設できないとか、働き口がないとか。。。

結果、諦めてしまって真っ当な道で更生できない人が累犯や再犯となってしまうケースがあるんだとも思います。

厳しい道のりも自分次第と言われれば確かにそうですが...

 

 

 

とまぁボヤキはここまでにして、、、

ここから本題です ↓

 

 

今回は留置所の食事について詳しく紹介していきます。

猿之助さんやガーシーと痩せたとニュースで報道されてますが、その食事はどのようなものなのでしょう?

 

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警視庁ルールが主ですが、少しだけ県警バージョンも紹介してます。

 

 

 

 

食事の時間

留置所の食事は時間が決まってます。朝食は7時、昼食は12時、夕食は18時です。

食事時間は10分〜20分です。

 

 

食事のルール

では、食事はどのように食べるのでしょうか?

留置所は拘置所や刑務所のようにテーブルはありません。その為、食事の時間に配られるゴザを敷いてそこに食事を置いて直座りで食べます。留置官が3〜4名程度で注視しながら回っていて、被疑者は外の留置官の方を向きながら食事します。

食事中の私語は禁止されてまいます。

一日の中で唯一の楽しみというか、人間らしさの時間なんですが、じーーっと見られてるので、ゆっくり食べていられません💦

 

また、「被疑者間で食事をあげたりもらったりする」のも禁止されてます。

「嫌いだから」「食欲がないから」とどんな理由があろうとも、発覚すると怒鳴りながら注意されます。

 

 

食事の提供方法

食事を入れる容器はどこでも見かける使い捨てプラスチックの弁当箱です。

ご飯、主菜、副菜2つを入れられる形になってます。

食事が入った弁当箱、箸、調味料、茶碗に入った味噌汁、飲料があれば飲料が配られます。

 

メニューと特徴

留置所の食事としての特徴ですが、まず、ご飯は白米です。拘置所や刑務所と違って麦飯ではありません。

また、外部に委託して弁当を作って配送してもらっているので、かなり事前に作られており、食事は味噌汁以外全て常温です。

なので、食事の時間に良い匂いがするという感覚はあり得ません。

生野菜や生魚はでません。焼き魚のようなものが出る際は骨を取り除いてあります。

 

朝食メニュー

朝食のメニューはボリュームをかなり抑えてありかなり少量な内容です。特徴としては糖分とその他栄養素を最低限摂る為の献立になっていて、容器に対してスカスカで空いてる所だらけです。みっともないくらいです。

 

例① ごはん・ポーチドエッグ・沢庵の刻み・お茶

例② ごはん・オムレツ(一口サイズ)・沢庵の刻み・お茶

例③ ごはん・魚の揚げ物(一口サイズ)・沢庵の刻み・お茶

 

容器は4つ入れるところあるのに、ご飯含めて3つのメニューですし、に全て一口サイズですからね💦

 

 

昼食メニュー

留置所の昼食メニューはパンです。コッペパン2つとパンに挟むような一口サイズのおかずが配られます。朝食より昼食の方が質素に感じます。

実はこれには訳があり、過去の記事でも紹介しましたが、『自弁』という自分の所持金で弁当を買って食べる事ができるのが昼食のタイミングだけなんです。

ky071811.hatenablog.com

 

その為、通常に配給されるパン類の標準のメニューに加えて、日替わりで牛丼や親子丼、麻婆茄子丼などを追加してお腹いっぱい食べる事ができるんです。

ここでもう少し詳しく紹介していきましょう。

 

通常メニュー

例① コッペパン2つ(マーガリン、ジャム)揚餃子1粒・オレンジジュース

例② コッペパン2つ(マーガリン、ピーナツクリーム)・やきそば一すくい、アップルジュース

例③ コッペパン2つ(マーガリン、チョコクリーム)・ナポリタン一すくい、アセロラジュース

文字で書くと尚更、質素な印象ですね。

 

弁当の値段

僕が勾留されていた当時は一律¥500でした。

ちなみに、自分の残金は聞かないと教えてくれないので、基本自分で計算しながら把握しなければなりません。

(残金が足りなくなると教えてくれますが。。。)

計算がしやすいようにキリの良い金額に設定してあるんだと思います。

 

弁当を買うタイミング

前日に留置官が部屋の外から一人一人に聞いて回ります。その際に翌日のお弁当の内容を教えてくれます。節約する為に我慢しようと思っても同部屋の人が購入するのが分かるので、「つい自分も買ってしまう」というのも事実です。

 

弁当のメニュー

自弁の弁当のメニューは日替わり。一例です↓

 

  1. 月:牛丼
  2. 火:海苔弁当
  3. 水:プルコギ丼
  4. 木:麻婆茄子丼
  5. 金:カレー
  6. 土、日:メロンパン、あんぱん、バウムクーヘンから一つ選ぶ

 

自弁の弁当をプラスしても食事時間はせいぜい20分くらいです。ゆっくり食べる人でも30分はかかる事ないと思います。

 

 

地検(検察)先での昼食について

以前、紹介しました通り、留置所から検察に行くという事は一日がかりで、警察に管理されています。

その為、地検での昼食も警察から提供されます。内容は同じで、パン2つとジャム類、ジュースになります。パンに挟むおかずがありません。自弁のお弁当もありません。前日には地検に護送されるかを留置係は把握してますので、自弁のお弁当も、地検への予定がある被疑者には購入の有無は聞いてきません。

地検での食事は管理体制の整った留置所とは違う為か、会話や独り言も厳禁で箸も提供されません。

 

 

夕食メニュー

1日の最後の夕食メニューは、ごはん以外に3つのおかずが入っていて、主菜1副菜2に味噌汁が配られます。夕食が唯一まともなボリュームの内容になっています。

ただ、前述の通り、生ものは危なくて提供できない上に、食事時間よりかなり前に作られているので、暖かくもなく、食中毒などのリスクを避ける為に揚げ物がその割合を占めています。

唯一なボリュームなのに、胃もたれしてしまうという理由で残す人も結構いたように感じます

 

例① ごはん・レンコンの挽肉挟み揚げ・オクラの刻み・沢庵・具なし味噌汁・お茶

例② ごはん・コロッケ・ナスの揚げ浸し・沢庵・具なし味噌汁・お茶

例③ ごはん・揚げ餃子、味なしミートボール・きんぴらごぼう・沢庵・具なし味噌汁・お茶

 

一応、例にして文字にして書いてますが、メインとおかずは特に『揚げ物であることは分かるけどなんだか分からない物』が多かったです。笑

 

 

番外編(他県)

他県のルールを少しだけ紹介します。某県警のものになります。

外部に委託するという事やプラスチックのお弁当の容器というのは同じです。しかし、内容やルールは違うようです。

 

朝食は食パン、昼と夜が弁当。

自弁のお弁当は1週間分購入がルールで、通常メニューにプラスでは無く、お弁当のグレードが上がるだけ。

調味料、味噌汁の提供なし、ご飯の量、おかずは多め。

などなど、警視庁と大分ルールが違い、どちらが良いとか個人差はあると思います。

 

 

まとめ

拘置所や刑務所と比べて違いや勝手が違うと思います。

また、道府県警と警視庁でも違います。

ただどちらにせよ、どんなに節約した食生活だとしても娑婆の日常の方が100倍も良いです!

料理の匂いはもちろんの事、

『TVやスマホを見ながら』とか『好きな人と会話しながら』五感で食事できるわけですから!

それに、仮にも食事も税金で賄うものなので、警察には厄介になるものではありませんよね。

酔っ払うのも結構!お腹壊すまで暴食するのも、結構!

今もこれからも食べる料理ひとつひとつに『自分が頑張ってるご褒美』だと思って食事の時間を楽しんでもらえたらと思います。

 

 

 

という事で、次回は少年が留置所に入った場合について紹介していこうと思ってます。

 

 

 

ではでは、また後日〜☞