勾留20日目(手紙のNGワードと内容)
はい、どうも僕です😙
今日も20日目の日記からスタートです✍️
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◯月◯日(水):今日は便箋を買った。接見禁止がついてるから、送れないのに、毎日■■(妻)に謝罪の手紙書いているから紙がすぐに無くなっていく。ただ1日中、下書き→正書して書いてるから時間が経つのも早く感じて気が紛れてる。この間入ってきた中国人?も部屋の中でうるさいし、少しイライラしてるけど、なんとか過ごしてる。
明日は洗濯の日だ。明日の朝、着替えて洗うもの調整しておかないと。
便箋も買ったり、自弁で食事も何回か買ってるから、節約しないと所持金がなくなっちゃう。弁護士さん経由で何人かに連絡とってもらって差し入れを依頼してるけど、誰からもこないし。。。当たり前か。。。都合が良過ぎるよな。。。
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日常でただでさえ、節約が苦手が僕でしたが、
留置所でも節約する事になり、この辺りも不安でした💦
では、ここから本題に入ります↓
今回の記事では留置所で送る手紙のNGワードについて紹介していきます。
まず、『手紙は、送るのも受け取るのも誰宛だろうと中身は必ず検収』されるのが前提です。
家族、友人、職場の人はもとより、弁護士さんでも手紙である以上は手紙の内容は見られます。
留置所ではまだ刑が確定していない“未決”状態な上に、まだ起訴かどうかもまだ分からない捜査中という扱いの為、拘置所や刑務所より手紙の内容に厳しい制約があります。
NGワードや内容次第では送る事すら出来ません。
NGワードと言うか、これが書いてあると黒塗りされるもしくは送ってくれないものをまとめました。
手紙のルール
警視庁(東京)の場合ですが、留置所から送る際にはNGワード以外にも細かいルールや決まりがあります。受け取る場合は内容の検収だけなんですが、留置所から送る時は色々と制約があるので、まとめて紹介します。
手紙を送るまでの流れ
①ペン貸出時間にペンを借りる
②手紙を仕上げて留置係に申告する
③発信依頼用紙に宛先の情報を記入して手紙、封筒と一緒に提出
④留置係にて内容を検収 → 許可
⑤封筒に自分で手紙を入れて、切手を購入して、再度留置係に提出。
⑥発信依頼許可の書類にサインする
⑦投函
一度に送れる相手
1回(1日)で送れる相手は1名までです。
例えば、職場の様な一つの住所のところにいる何人かに伝えたい事があり、封筒を1つにまとめてられたとしても宛名の人数が1名でなければ複数人に送ってるとみなされます。
更に言えば、その1名の人に他の人に伝達するような書き方もダメとされてます。
僕の場合、妻と娘に書いた事があるんですが、それでもダメでした。内容が明らかに子供相手の内容でも返されました。
手紙の枚数
1度に送れる枚数は5枚までです。
留置所で買える一般的な便箋で5枚です。これは84円切手で間違いなく送れる枚数なんです。思いを伝えようとすると、謝りたい事や伝えたい事たくさんあるので、5枚でも足りないくらいなので、かなり文字サイズを小さく書くしかありません。
手紙の書き方
便箋は縦書きか横書きか選んで購入できますが、どちらにしても欄外へ書くのはNGです。
前述の通り、行数や枚数が足りなくて、1行に対して小さく書いて2行にして書いたら、書き直す様に言われて必死に添削して書き直した事が思い出があります。
投函時間
手紙は1日1回、警察署に一番近いポストに(おおよそ)18時ごろに留置係がまとめて投函します。手紙の発信は土日も可能ですが、ポストから郵便局員が回収しないので、土日に発信したら手紙が動くのは月曜日です。
18時頃に投函なので、次の日に投函されたと計算するのが妥当です。
回収ルートによって『良くて当日の最終回収時間』です。
朝に手紙を仕上げて、留置係に渡して検収も終わったとしても、次の日扱いなので、早速ここでタイムラグが発生する訳です。
速達も送れる
実は速達で送りたい旨を伝えれば、速達での発信も可能です。84円切手で速達代金を超える様に買わされますが。
道府県警、警視庁と多少は違いがあれど手紙のルールのこの様になってます。
その上で手紙に書く事が禁止されている内容やワードを紹介します。
イラスト
イラストを手紙に添えるのは送るのも受け取るのもNGです。
イラストを使って、外部の人間を介して、警察に隠れて捜査を撹乱、隠匿する事ができてしまうからというのが大きな理由です。
それが仮にキティちゃんや、アンパンマンのようなキャラクターだとしてもNGです。
僕も娘の為にうる覚えで書いたバケモノのようなキティちゃんも手紙の発信依頼時に塗り潰すか、書き直すか言われた覚えがあります。
留置所の事を書く
今でこそ、このように紹介させてもらってますが、勾留中は留置所での生活内容や出来事などを書くのはNGです。特に留置所生活の流れや、内部のレイアウトが分かるような内容、取調べ内容などは絶対にNGです。セキュリティ上の問題でしょうか、情報を外に出す事を極端に嫌っているので禁止されてます。
どんな人がいるとかというのも禁止です。
ネガティブ過ぎる内容
自⚫︎を考えているような内容や、人生を諦めたような内容もNGです。反省するのは良いですが、あまりにも自分を卑下して悲観的過ぎると検収でひっかかります。留置所から送る際にこの内容だった場合は、即没収して廃棄される上に、本人と話して問題あるようであれば、一人部屋への移動が検討されます。
受信の場合もその手紙が本人には渡される事はないと思われます。
手紙で出さなくても、留置所内での素行が怪しければ、個人のメモやノートも見られる事があり(本当は駄目です)そこにネガティブなボヤきを書いてるだけでも、一人部屋行きになる可能性もあります。
脅迫めいた内容
発信も受信も、被疑者を含めて相手に対して脅しと思われる内容もNGです。
「取調べで俺の名前は出すな」などのような恐喝する内容は即没収です。
捜査が終わっていないので当然ですね。
もし外部から留置所の被疑者にこの様な内容で送ったら、すぐに怪しまれ、刑事に伝わり捜査対象に含まれます。
外国語の使用
留置所から送る手紙は発信、受信共に日本語しか認められてません。理由としては内容を検収できないからです。仮に世界言語でもある英語だとしてもNGになります。やはり外国人が日本で逮捕、勾留されると大変ですね。
外国人の生活についてはこちら↓
まとめ
いかがでしょうか?今の時代に手紙のやりとりだけでも珍しいのに、勾留された人とやりとるするという事はかなり戸惑いがあると思います。その上更に、中身を見られているなんて。。。
しかし、やましいものでない限りは、留置係も見慣れています。毎日、老若男女の手紙の中身を見てきている訳ですから。
警察組織は意地悪で、たまにニュースで報道されるような問題が起きる組織ではありますが、手紙の内容を被疑者にいじってくる事はありません。
手紙を送る側、受け取る側どちらにせよ、思いを正直にぶつける事をお勧めします。
相手の事を思う気持ちを書いていれば、NGワードにはひっかかりません。『中身を見られるから気を使っちゃう』なん考えてたら思いは伝わりません。文字からでも思いが伝わる良い機会です。自分でも相手でもしっかり戒める意味でもまっすぐに手紙は書きましょう。
手紙を出せる相手がいるだけ、それは幸せですから。
という事で、今回は手紙についてまとめました。
次回は留置所の食事について詳しく紹介していこうと思います。