勾留13日目(面会について)
はい、どうも僕です🤗
猿之助さんも保釈されましたね。
保釈可能と裁判所が認められる人であれば、
さっさと保釈させて、
自分の事を見つめ直す為だったり、
更生する為の一歩を踏み出させた方が
絶対に良いと僕は思います。
時事ネタはここまでにして、
まずは、勾留13日目の僕の日記から!
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◯月◯日(水):曜日感覚がなくなりそうになり。今日回ってきた新聞を見ていて気付いた。。。明日は風呂の日だ。そして今日は祝日だったらしい。留置課の人らも祝日関係なく大変だとは思うが、社会と断絶されているのが、ちょいちょい感じるな。。。祝日ということだけあって、留置所も日曜のように皆、動きがなくて静かな1日だ。。。
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本題に入ります✍️
今回は留置所にいる人との面会について
詳しく書いていきます。
面会のことを法律上では『接見』、『接見交通』と言います。
ここでは面会で統一しています。
ちなみに、弁護士の面会はいつでもどんな時でもできますので、例外としてます。
今回の記事はこのようにまとめています。
面会できる人は?
知り合いが逮捕され勾留された場合、
どんな人が面会できるんでしょう?
結論は本人の氏名まで分かっている人であれば
誰でも可能です!
この後、詳しく書きますが
所定の手続きを踏めれば、誰でも可能です。
僕が勾留中の時は
先に保釈された人が、
仲良くなったからと言って、まだ勾留されている同部屋の人に
差入れを持って面会にきてたくらいです。
正直、理解できなかったですが…
留置されてる警察署を確認するには
まずは勾留されている警察署を知る必要があります。
家族は連絡が来ていたりしてるので、把握できますが、友人・知人の場合は知る手段が限られます。
適当に警察署に聞いても、何処にいるかは教えてくれません。
反対に見当ついてる警察署に問合せすると
勾留されている旨は教えてくれます。
要は
「正解の時は教えてくれるけど、ハズレの場合はヒントも教えてくれない]
という事です。
友人の方は弁護士を通じて連絡こない以上、
家族などを通じて知り得ましょう。
面会する為の手続きとは
勾留されている警察署が分かれば、あとは直接尋ねるだけです。
予約とかはないので、署の受付に面会きた旨を伝えて留置課に案内してもらいましょう。
意外かもしれませんが、
留置所は2階以上にある事が多いようです。
僕は入るまで勝手に地下にあるイメージでした。
留置課に案内してもらったら受付をします。
そして受付用紙に必要事項を書きます。
・被疑者の氏名(よみがなとも)
・面会者の氏名
・被疑者との続柄、関係
・面会者の連絡先
これくらいです。
面会しに来た人が必ずしも善人とは限りません。
まだ暴かれていない共犯者の可能性もあるので、連絡先も書く必要がありますし、この後紹介する制限でも対策されているのが分かります。
面会の制限
病院や介護施設の面会ではありませんので、かなりの制限が実はあります。
予約できないというのもミソで、面会に行ったら“接見禁止命令”ついてないのに、面会出来なかった。なんて事もザラにあります。
被疑者が外出中の為NG
散歩ではありません💦
外出と言ってもいろいろあります。
同じ警察署内の取調べ中
この場合は、刑事によっては調べを中止して面会させてくれたりします。
捜査に伴う引当たり
引当たり=現場捜査です。
実際に事件のあった場所で、被疑者と刑事が写真などを撮ったりする捜査の事です。
実況見分ですね。
地検(検察)に出ている
地獄の待機時間を受けてる最中です。
検察の拷問についてはこちら↓笑
お風呂中(入浴中)
冗談みたいですが、午前中の場合はあり得ます。
勝手に分刻みに段取りされてるので、予定変更はあり得ません。
(予定外の事が起きることを警察関係者というのは嫌う、公務員らしい人種なので。。。)
ただ、お風呂の時間の場合は
その旨教えてくれますし、長くても20分程度なので、30分も待っていれば面会可能です。
物理的に本人が外出している時は当然、面会できません。
そして、前日までには予定が決まっていますが、その予定を教えてはくれません。
曜日と時間帯
弁護士以外は『いつでも』という訳にはいきません。
面会できる日時があります。
平日のみ
土日祝日を除く月〜金のみです。
午前は9:00〜11:30
施設によりますが、お昼はNGです。
面会終わりを想定して11:30受付が多いようです。
午後は13:00〜16:30
午前中と同じ理屈ですね。夕食が17:00からなので、それまでの時間です。
面会時間
15〜20分くらいです。
何を話すかまとめておかないと本当にあっという間です。
厳しいようですが、家族の場合、
初回は怒りをぶつけてる間に面会時間が終わるくらいです。
一日一組まで
平日であれば前述した時間内であればいつでも可能ですが、
被疑者一人に対して、一日一組までという制限があります。
例えば、朝一に友人が面会に来たとしたら、
午後に家族がやっとの思いで来たとしても、面会ができないんです。
※弁護士はカウントに入りません。
皆が打ち合わせの上、面会にくるとは限らないので、
運が悪いとブッキングして早いもの勝ちになってしまうんです。
制限をかけないと、何人でも来てしまうからだとは思いますが、
単純に留置課のキャパの問題だと僕は思ってます。
一般の面会の場合は警察の立会が必須
被疑者側の部屋に一人、同席されます。
証拠隠匿や共犯者との口裏合わせ等の防止です。
なので、ドラマなどでたまに横向いて後ろに座ってるシーンを見ますが、
堂々と横で怖い顔して座ってます。
正直話しにくいですね。。。
差入れや宅下げの依頼も可能
面会の際に、差入れや宅下げ(被疑者の所有物の持ち帰り)も可能です。
しかし、どちらも差し支えないか面会後にチェックが入りますので、時間がかかりまります。
内容によってNGになる事もあるので、注意が必要です。
※差入れについては別の記事で今度まとめます!
面会の伝達方法
留置所に入ってる、被疑者側にはどのように伝わるのでしょう?
個人レベルで違いはありますが、
それなりの声量で、
「◯◯が面会に来たぞ!」
と言ってきます。
彼らはデリカシーありませんから…
僕がいた時は
「今日もお母さん来たぞー!」
と大声で呼ばれてた若い子がいましたね。
(確かに毎日の様に来てたようですが…)
面会のコツ
コツらしいコツではないですが…
家族が逮捕・勾留されれば冷静にいられませんが、感情をぶつけるのは、保釈や釈放されるまで、じっと堪えましょう!
結局、面会行くのであれば
決心がつくまで、事前に手紙のやり取りをする事をおすすめします。
気持ちを整理出来ますし、
本人が反省しているか
何を話したがっているのか
本人がどんな差入れを望んでいるか
明確化してから面会をする事で、限られた時間内で無駄のない面会が出来ます。
面会当日にすること
まず、朝一に面会に行きたい旨を留置施設に電話で連絡して下さい。
予約はできないと紹介しましたが、
当日、検察や裁判所に行く予定で不在になるかどうかは教えてくれます。
外出の場合、前日までには確定してますので、当日の朝であれば何時でも大丈夫だと思います。
面会しやすい時間帯
効率良いのは、午後〜夕方です。
前述の通り、外出以外にも風呂や取調べがありますが、ほとんど午前に行われるからです。
さらに言うと13:00ピッタリとかですかね。
午前中の取調べが終わらずに昼を跨いだら、午後も続く訳ですが、
警察も休憩を摂りたいのか、
午後に再度呼ばれるのは13:30頃が多いです。
なので、取調べで不在になる前に滑り込む事が可能です。
まとめ
家族、友人、同僚、どんな立場であれ
面会に行く仲である以上、感情が入り乱れるのは当たり前です。
色々、書きましたが、感情をぶつけるのも大いに結構な事だと思います。
本人次第ですが、留置所は反省する事が出来る施設でもありますから。
1日1回のルールはありますが、
平日であれば何回でも面会できますし、
面会が出来る = 手紙のやりとりも可能
という事ですから、
お互いの気持ちをしっかり整理して、面会を検討して下さい。
まだ、留置所です。
捜査で勾留されてるに過ぎません。
本当に無罪かもしれませんし、
事実だとしても、本人が深く反省していれば、保釈も可能で、更生の余地はあるはずです。
お互いの事をしっかり考えながら
面会を進めていってください。
次回は留置所での病気やその対応について
紹介していこうと思います。
ではではまた後日〜☞