勾留14日目(留置所で病気になったら?)
はい、どうも僕です( ͡° ͜ʖ ͡°)
まずは、勾留14日目の僕の日記から📓
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◯月◯日(木):4日ぶりの3回目の「風呂の日」だった。あと何回ここで風呂に入ることになるんだろう?『これが最後』と思いながら過ごしてる。今日は昼食前に突然の部屋移動があった。どうも同室の■□が再逮捕で、自分と同じ罪状になったからっぽい。
移動先は高齢者二人。。。ここであと何日過ごせば良いんだろう。。。泣けてくる。。。
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仲良くなろうとも思いませんでしたが、それでも雰囲気や仕草など、合う合わないは出てきます。この時は結構落ち込んだ覚えがありますね。
それでは本題に入ります。↓
今回の記事では
留置所で病気になったら?という事で、
逮捕されるまでに飲んでいた処方薬
眠剤は飲めるのか?
逮捕時に服用していた薬は?
留置所で病気になった時
どのような対応になるか紹介していこうと思います。
本記事ではこのようにまとめてます。
入所前の検査
留置課による荷物検査や身体検査がありますが、
その時にアレルギーの有無、持病、服薬中の薬の有無などを書くアンケート用紙を書きます。
自己申告なので、100%思い通りにはいきませんか、多少の考慮はされます。
またこのご時世なので、コロナの抗原検査も必ず行われます。抗原検査は時間差で結果が出るので、逮捕状が発行され、
逮捕が確定された時点で、先行して取調べ室で検査する事が多いようです。
(2時間くらいかかりますからね)
留置所へ薬の持ち込みは?
これはNGです。大病の場合はまた違うんでしょうが、ちょっとやそっとの事では、薬の持ち込めません。
精神安定剤だろうと、点眼薬だろうと入れてくれません。
薬の処方は?
服薬中の薬を留置所で使うには、どうすれば良いのでしょう?
留置所で薬を処方してもらうには、留置課同行・同席の元、近隣の専門科医に診てもらって医者が許可すれば、処方可能です。
しかし、薬もその日にはもらえないので、
早くて医師に診てもらった翌日です。
処方薬が無くなったら?
では、処方された薬が施設にいる間になくなったら、どのように補充するのでしょうか。
実は、残りが少なくなってきたら、留置官が追加分を取りに行ってくれるんです。
意外ですが、また連れて行く労力を考えると、当たり前かもしれませんね。
ですので、一度薬を処方してもらえれば、留置所にいる間に薬がなくなるという事はありません。
留置所にも健康診断がある
一応、留置所にも定期的に健康診断があります。
2週間に1回くらいですかね。
満期(20日)勾留されていれば、1回は経験します。
と言っても、近隣で引退寸前のおじいちゃん先生で、専門も不明な町医者の健康診断です。
僕の時はこの医者(?)がタバコ臭くて本当に嫌いでした。
『直前まで吸ってた?』ってくらい体に染み付いてた先生で、この辺の考慮をしないのが、警察って感じだなと思った覚えがあります。
健康診断の内容ですが、
身長・体重・血圧・聴診器確認・問診です。
何も言わなければ、一人3分で終わります。
『先生の拘束時間決まってるの?』ってくらい、留置課は早く帰らせたがります。
なので、健康診断はあってもなくても同じでしょう。
服薬のタイミング
今まで紹介してきました通り、留置所では自由がききません。その上、イレギュラーを許しません。
医師が処方した指示したタイミングを考慮しつつも、決まったタイミングでしか服薬が出来ません。
⚪︎各食後の計3回
⚪︎睡眠前
以上です。
花粉用も風邪薬も痛み止めも眠剤も全てこの4回のみです。
服薬方法
服薬する際にもルールがあります。
普段飲んでるように気軽に飲めません。
拘置所や刑務所とは違うでしょうが、留置所での飲み方を紹介します。
1.口の中を開けて留置官に見せる。
2.手を出して、その場で開封されたのを目視、確認しながら薬を受け取る。
※軟膏の場合は指に目安より少なめに出されます。
3.服薬〜服薬中は二人の留置官がガン見。
4.口の中を開けて飲み込んだ事を確認させる。
※目薬の場合は、目の前で立ってさすよう指示されます。
留置所の常備薬
一応、留置所にも常備薬はあります。頼んでも渋られて、飲めるようになるまで時間を要しますが。。。
疑われてる訳です。
置いてある薬としては
・痛み止め薬(バファリン)
・下痢止め(正露丸)
・傷用軟膏(オロナイン)
・湿布、絆創膏
こんなところでしょうか。The!常備薬って感じですね笑
署によって置いてあるのは違うでしょうから、症状を訴えてみて、常備薬が該当すれば、前述の各タイミングで出してくれます。
病気になったら
入る前はなんともなかったのに、留置所で何かしら症状が出て、体調が悪くなった場合は、その旨を訴えます。
留置官から『体調悪そうだな』なんて気遣いは絶対にありません。
収容されている人達は色んな人がいますから、
「いつもよりちょっと違う」は気にならないんです。
なので、自己申告をしてはじめて、注視されます。
体調不良を訴えると留置課の中で、スケジュールを検討し、土日祝日を除く2、3日くらいで予定が確定します。
イメージとしては
『病院に掛かりたい』と訴えてから1週間後くらいです。
当日は病院やクリニックが昼休みの13〜14時頃を目掛けて、手錠とロープを繋がれ、二人の留置官+運転手の計四名で外出します。
モロ警察の格好した人に挟まれ、手錠までしてますから、一般人や被疑者への配慮として人のいない時間帯に行く訳ですね。
病院によっては通用口や搬入口などの裏口から入る事もあります。動線にはパーテションがあれば、立ててもらって目線に入らないように対策して診察に入ります。
診察室に入ると手錠したまま、医師に診てもらいます。もちろん留置官同席です。
まとめ
いかがでしょうか?
一般社会でも留置所でも病気にはかかりたくないものですね。段取りも面倒で、常に疑われるのは精神的にもきついです。
それでも、たまにニュースなので留置所内で不幸も起きてるのも事実です。やはりどこであろうとも自分に過信せず、面倒くさがらずに体調不良の際はしっかり訴えるべきだと思います。何度も書いてますが、留置所はまだ人生の終わりではありません。社会復帰した際に、しっかり反省、更生できるよう自分の身体には十分気を使って欲しいと思います。
家族や友人が留置所にいる場合は、一瞬でも良いから身体の心配もしてあげてください。
ということで今回は病気についてまとめましたが、
次回は差し入れについて紹介していこうと思います。
ではではまた後日〜☞