勾留15日目(留置所への差入れ)
どうも僕です😄
今回の記事では
留置所への差入れについて紹介していきます。
その前にいつもの留置所の日記から✍️
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◯月◯日(金):昨日から変わって部屋が一緒になった高齢者二人のうち一人がヤ●ザっぽい。そんなヤーさんが今日、即決裁判で判決が出て、ほぼほぼ留置所から釈放らしい。罪名まではいちいち聞かなかったけど、やっぱり『釈放』は羨ましい。。。
今日は昼頃に初めての健康診断。体重が3K gも落ちてた。。。当たり前か。。。
自分は全部で1分くらいで終わったけど、同部屋のもう一人のおじいちゃん、問診に行ったきり帰ってこないが、大丈夫か?(夕食前に帰ってきた)
今日はそれ以外、特に変わった様子はなかった。
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前記事で紹介しました通り、健康診断はすぐに終わります。
気になるのは体重と人によっては血圧くらいですね。
即決裁判のこともいずれ紹介しようと思います。
それでは本題に入っていきます!↓
さて、留置所へ差入れするには
どのような手順を踏めばいいのでしょうか?
誰が出来る?
差入れ出来るもの、出来ないもの
差入れのルールは?
何が喜ばれる?
経験として、受ける側のみの見解になってしまいますが、差入れについて詳しく紹介していこうと思います。
差入れできる人
差入れを許可されてる人、、、これは面会と同じ考え方です。差入れする側の人の身分が分かり、差入れしてもらう側(被疑者)の氏名が分かっていれば誰でも可能です。
面会についはこちらから↓
差入れ方法
郵送や宅急便で送る事も可能ですし、面会時に提出する事も可能です。軽くて薄いものであればレターパックがおすすめです。自分も周りも多かったイメージです。
新聞くらいの厚さまでは入れられます。
面会の時であれば、その場でリアクションも見れますし、欲しい物や不要になった物を聞いて、帰りに宅下げ(※)も可能です。
郵送であれば、持って行く労力を省けます。この後紹介しますが、本などを差し入れる場合は重くなりがちなので、郵送の方がいいでしょう。
自分の住んでいる所轄の留置所とは限りませんから、遠くて行けない場合は郵送一択になりますね。
※宅下げ:差入れの逆です。留置所に保管されている被疑者の所有物(私物や差入れして用済みになったもの、衣服)を自宅に持って帰るという意味です。
差入れの注意点(ルール)
郵送で送る場合は、特に事前に確認しておく事が必要です。
宛名
郵送の場合の宛名ですが、収容されている警察署の後に『留置課』と書き、その後に被疑者の名前で届きます。
土日は入らない
土日に受け取ってはくれますが、中身をチェックして許可を出す責任者がいないんでしょう、土日で本人に渡る事はありません。
数量制限がある
これは主に本の事で、この後にも紹介しますが、一度に入れられる数が決まってます。事前に入れて良い数量を確認してから送りましょう。
(ちなみに差入れだけなら『接見(面会)禁止』でも可能です。)
差入れできるもの・できないもの
勾留期間は短ければ最短で20日と数日ですから、経験や聞いた話を元に挙げていきます。
差入れできるもの
・衣類 ※
(下着、靴下、トップス、スウェット)
・サニタリー類
(タオル、歯ブラシ)
・雑誌、新聞
・小説や漫画本 ※
・文具
(ペンは除く、キャンパスノート、便箋、封筒、切手)
・現金
(最低金額も決まってませんので金額は自由です)
・書類(委任状など)
・名刺(弁護士の名刺など)
差入れできないもの
・衣類
(フード付、紐付、ジップ付、ポケット付、紐を出す穴を塞いでないもの)
靴下もくるぶし丈までです。
スウェットのパンツも、差し入れる場合は、紐を抜いてそれを通していた穴も縫ってあげて下さい。 ヒートテックも不可です。
・食品
・上限を超えた冊数の本
1日に入れられる冊数は3〜5冊までです。
これは雑誌や新聞もカウントされます。一気に沢山送って、留置所や本人に任せるという融通はききません。
喜ばれるもの
・何度も読むことができる本(文庫本サイズ)
→ なんといっても暇ですからね。ジャンプはオススメしません。この機会に教養をつける意味でも活字だらけのものが良いです。
そして机や椅子がある訳ではないので、色んな体勢でも読む事が出来る文庫本サイズが良いと思います。
・現金
→ 留置所内でもやっぱり無いに越した事はありません。
自弁として、食事のUPグレードが出来たり、石鹸やニベアも買えますので。
留置所生活では食事は唯一の楽しみですから。
差入れと宅下げ
良い例ではないですが、離婚届や委任状など、特に家族が逮捕・勾留されてたら、書いてもらわなけらばならないものもありますよね。
その場合、公的な書類であれば、受付して面会までに差入れしてもらえるので、面会時にお互い確認しながら、本人に記入してもらうことが可能です。そしてそれをそのまま宅下げ依頼をすれば、面会後5分も待っていれば、サインしたものを返してもらえますので、当日中に持ち帰ることが可能です。
保管の容量
それぞれ小さなロッカーを割り当てられていて、そこに着替えや差し入れられた本などを保管できます。
しかし、このロッカーが小学生のロッカーと同じくらい小さいんです💦
着替えが数着あって、ジャンプが2〜3冊もあればパンパンです。笑
そんなこんなで宅下げに来る人がいなかったり、逮捕時に持ち物が多い人は留置かが保管してくれるんです。
僕の時は『危険物扱い』と呼ばれてましたね。
留置施設に入れられないもの(入れる必要のないもの)を全て『危険物』と呼ぶみたいです。
紐がついたまま衣服など、差入れられてチェックを通らなかったもの等もこれに該当します。
まとめ
被疑者を心配する余り、色んなものを送っても良いのですが、いつかは持ち帰るという事を忘れないで下さい。保釈が見えているのであれば、ホイホイ差入れても持ち帰るのは本人です。
本に関しては、面会にいけるのであれば、その際に読み終わった本などを聞いて、宅下げして差し入れの本と入れ替えてあげるのが良いと思います。
はじめて逮捕・勾留された人は何を入れられるか分からないと思います。
まずは、せめて清潔にしてあげる為に下着などのインナーから差入れして様子を見ても十分です。
ニュースなどで犯人(被疑者)が来ているスウェットは留置所で貸し出しているもので、取り急ぎの衣服は困りません。
勾留が長くなりそうであれば、そこではじめて上着や本、現金などを考えるくらいで問題ないかと思います。
はじめて身近な人が逮捕・勾留されたら、心配もするでしょうし、警察署に問い合わせるのにも勇気が要ります。こちらを読んで少しでも参考になればと思います。
次回は没収された証拠品について紹介していこうと思います。
今の時代、スマホやPCにはかなりの情報が詰め込まれているので、
一筋縄ではいきません。。。
ではではまた後日〜☞