勾留6日目(検察の役割①)

関東も梅雨入りしましたね

雨が鬱陶しく感じるけど、

雨音聞きながら眠るのは好きです😊

 

「恵の雨」とも言いますし!

 

本当の天敵だと思うのは湿気だと思ってるどうも僕です_φ(・_・

 

 

今回、紹介するテーマは

検察の役割(流れ)

 

検事が主役のドラマもたくさんあると思います🎭

検察庁の検事から取調べを受ける側から見た世界を紹介します!

 

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まずは勾留中の日記から✍️

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◯月◯日(水):自弁?購入品がやっと渡された。便箋。わざわざ買って使うことはないと思っていたけど、使うことになりそうだ...今日は刑事の取り調べが11:00からあった。覚●剤の薬●検査もさせられた。あんなに大人数に見られながらやるもんなのか?出るもんも出なくなる気がする。。。

結果はもちろん陰性。覚●剤はやってません!取り調べでは、色々考えてしまって涙を流してしまった。初めからやるんじゃなかった。弁護士さんが夜に来てくれてに□□(妻)あてに書いた手紙をメモしてもらい伝言をお願いした。

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はい、後悔するのが遅すぎましたね。。。

 

 

 

それでは本題へ!

被疑者と検察の関わりについて、

経験した限り、紹介していきます。

 

今回の目次はこちらです。

 

 

 

 

警察と検察の違い

以前にも紹介しました通り、

警察はあくまで、有罪疑惑の人間を逮捕という手段を使い、

拘束をし捜査をする機関です。

日常の生活を守るという意味では本当にそうだと思います。

まず一度、拘束(逮捕)して被害を防ぎ、検察に判断を委ねるということです。

 

一方、検察は罪の有無を見極め、

悪しきは罰を与える為に裁判所に刑を求める機関です。

 

流れはこんな感じです↓

 

『警察が身柄を拘束』

↓(検察へ)

『検察が起訴か不起訴かを判断』

↓(裁判所へ)

『有罪か無罪かを判断』

 

 

検察(検事)との関係

以前の記事で紹介しましたが、警察から事件と送致(書類送検されたら被疑者として検察の取調べを受ける事になります。

 

ky071811.hatenablog.com

 

部屋では検事と事務官の二人がいて

カメラと録音機器がある無機質な部屋で取調べを受けます。

ドラマの様な個性的な部屋はありません。

ちなみに事務官はタイピングがめちゃくちゃ早いです。

話した内容をリアルタイムに打ちまくってます。(無言で)

 

 

新件

聞き慣れない言葉だと思いますが、

逮捕後に初めて、検察に呼ばれて検事から一つの事件に対して初めて取調べを受ける事を新件と言います。(新しい事件の略)

ほとんど、この時に取調べを受ける検事がその後の勾留満期まで担当になります。

 

 

調べ検事と公判検事

上記の通り、同じ検事が満期まで担当しますが、あくまで取り調べまでです。

ここまでが調べ検事です。

 

基本、起訴になると裁判を担当する別の検事に引き継がれます。

これが公判検事です。

どっちが偉いとかは知りません。

 

 

検察から呼び出されたら

逮捕・勾留後、新件含めて20日間で検察は起訴か不起訴かを判断しなければなりません。

警察から送られてきた捜査資料や本人の供述調書を元に、本人を呼び出し、取調べをして検察の調書を作成していきます。

なので、留置所での20日間で数回程、呼び出されます。

当日の夕方とか急な取り調べではなく

検察の取り調べが決まった前日に留置課からお達しがあります。

 

 

検察庁の場所

警察署(留置所)が各市区町村以上あるのに対して、

検察庁都道府県に1つか2つしかありません。

都内は23区が霞ヶ関

都下(23区外)は立川になります。

大田区の留置所でも霞ヶ関ですし

高尾の留置所でも立川です。

 

 

検察の取調べの1日

警察検察、よくよく考えると割合が全然合ってません。

各警察署(留置所)に多くの被疑者が収容され、その一人ひとりが定期的に検察に呼び出される訳なので、ほぼ毎日、検察で50人程は取調べをしています。

なので、団体行動です。

朝から検察に連れて行かれ、15分〜1時間(人によっては2時間)の取り調べを受ける為に

9時から17時まで待機することになります。

 

※1日の流れは次の記事でまとめます。

 

 

接見禁止(面会禁止)

取り調べの結果、

『共犯者がいる疑惑』

『被疑者が容疑を否認、黙秘している』

などの場合、

検事が、面会を許すのは捜査に支障がでると判断し、接見禁止命令が出されます。

この命令が出されると、例え容疑に関係のない家族であろうと

弁護士以外は面会ができなくなります。

面会だけでなく、手紙のやりとりも許されません。

これは満期になって起訴、不起訴が決定するまで解除されません

これが地味に痛いです。

 

僕も家族宛に手紙を書いていましたが、

接見禁止がついていたので一人で送った気になって手紙をしたためていました。。。

連絡の手段がばっさり断たれるので、差し入れも難しくなりますね💦

全て弁護士さん経由に頼るしかないんですが、

弁護士さんも忙しく、なんでも聞いてくれるわけでもないですし、

仮に聞いてくれたとしてもタイムラグがどうしても発生します。

 

 

土日祝日は?

新しく送致されてきた新件の場合、48時間以内に勾留決定通知の判断をしなければ

ならないという法律があるので土日祝関係なく行くことになりますが、取り調べは基本平日に行われます。

しかし、事件の特殊性やスケジュールによっては土日祝も取り調べは行われます。

でないとゴールデンウィークなどの連休は捜査がまったく動かないということになってしまうので。。。

罪名も知りませんし、話したことはありませんでしたが

同じ留置所内で検察にほぼ毎日呼ばれている人もいました。

同情はしませんが、辛かっただろうなーと今でも思います。

 

留置所の生活も検察での待機の時間も僕にとっては

辛い経験でしかありませんでした。

こんな経験はして欲しくないので、

注意喚起の意味も含めて伝わればと思ってます。

 

 

 

では次回は続きとして、検察庁での1日について

紹介していきたいと思ってます!

 

 

また後日〜☞